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注目
ゴルゴ13に登場したペリカンケース
1968年から連載が続く名作「ゴルゴ13」。この作品を通じて、世界情勢を学んだ人も少なく無い筈。モサドとか知ったのゴルゴ13ですもの。この「ゴルゴ13」に我らがペリカンケースも登場するとの情報を得てさっそく確認してみました。
(※上記画像は「さいとうプロダクション」より)
ペリカンケースが登場するのは、原作である漫画版では無くアニメ版・第23話「ジェット・ストリーム」(放送日:2008年9月12日)。
ハイジャック犯は身代金として「ペリカン製IP規格のケースにいれた現金1000万ドル」を要求します。
犯人からの要求を受け、現金をつめこんだペリカンケースを運び出す英国MI6。
画面が暗くて詳細がわかりませんが、持ち手の位置や大きさ的にはストームケース「iM3075」若しくは「Pelican 1660」あたりと推察します。
ハイジャック犯がペリカンケースを名指しで要求してきたのは奪った現金を飛行機から洋上で投下した上で後で回収する為。確かな防水性能のペリカンケースならではの回収方法といえるでしょうね。
具体的にペリカンケースと指定してくる点やゴルゴ13の殺伐とした世界観とペリカンケースの雰囲気がマッチしているのが興味深いですね。
上記はアニメ版でしたが、果たして原作マンガではどのような表現だったのか気になり、漫画版を確認してみました。
原作の漫画は第77話(単行本19巻に収録)。この話が書かれたのは1973年11月、ペリカン社の創設が1976年ですので、時間軸が合いません。当然ながらペリカンケースなる指定の記載は無く、単純に「現金を入れたケース」を海に投下する表記だけでした。
2008年に放送されたアニメ版では原作をベースにしながらも、時代背景を現代に置き換えたアレンジがされているようでペリカンケースなる指定の文言はこの時に入り込んだものと思いますが、なかなかマニアックな作りです。
アニメ版も面白いですが、同じ話でも、その原作となる漫画版の方が描写がより細かくストーリー自体に段違いの深みがあり、原作の漫画版は抑えておきたい名作です。
いまでは電子書籍Kindleストアで手軽に読めますし、何よりゴルゴ13は1話完結が基本なので、どこからでも読みやすいです。入門用には「BEST13 of ゴルゴ13」をオススメします。[了]