ペリカンケース1510のホイールを静音タイプに交換
まるで台車を押しているような、うるさい”騒音”を掻き立てるペリカン1510ケースのホイール(車輪)。
堪え難い程にガラゴロと台車のような貧乏臭い音がけたたましく鳴り響く、キャリータイプのペリカンケース1510。
定番のホイール交換改造にあたり、私が用いたパーツはトラスコ中山の(なぜか奇遇にもペリカン1510にとてもよく似過ぎたハードケース用の)交換用ホイールです。
このホイール自体、特別に静音に特化したものではありませんが(ペリカンケース純正のホイールに比較すると)十分すぎる静かさです。
安っぽい(実際に安価な)ホイール(ウィール/車輪)なので、特段静音設計なものではありません(前述のように静音をうたっているものではありません)。しかし、それでもゴム部分も結構な肉厚で中々の静音性があります。
ペリカン純正と比較すると、天地ほどの差があります(!)。
私が用いたのは↓下記の交換用ホイールです(Amazonへのリンク)。
※もしこれを機会に静音性に特化したいならば、ホイールの大きさとして外輪径 60mm/内輪径 6mm/幅 18mm且つ車軸が40mmのホイールを探すとペリカンケース1510に適合しますので選んでみるもの良いかも知れませんね。
例えば、(私は試していませんが)大きさ的には該当しそうなものに、こうした商品(Amazonリンク)が見つかります。
交換手順について。ペリカンケースのホイールを外すには、上記画像のように片側ずつ2本ネジを緩め、先ずはキャスター部の「ユニットごと」外します。
次に、キャスター部のユニットから「ホイールのみ」を外す訳ですが、この作業にはドライバー等でピンを内側から外側に”押し出し”ながら、少しピンの頭が出てきたらペンチで引っこ抜く感じになります。
ここで1つ、注意が必要です。左が交換用に用意したトラスコ中山の交換ホイール、右が純正ホイール・・・ほぼ同じサイズなのですが、中心のペアリングの内径が微妙に違うのが分かります。そのため、このまま単純には付け替えができません(!)。
そこで上記画像のようにベアリング部を(細いマイナスドライバー等でこじ開けるように)引っ掻き出して取り出し、ベアリングを入れ替える必要があります。
ベアリング自体の外径は同じなので(違うのはベアリングの内径だけなので)ベアリングだけを取り替えて流用できるという訳です。
左が交換用に用意したトラスコ中山の交換ホイール、右が純正ホイール。形状の違いが明らかですね。
右の純正ホイールは接地面も広いばかりか、ただの樹脂の車輪なのに対し、交換ホイールはローラーブレード(インラインスケート)のような形状をしています。
上記はどのくらい音が違うのか?を検証した動画ですが・・・いかがでしょう?
騒音の響きが低くなり煩さが低減されています。これでようやく「台車みたいな騒音」から「普通のキャリー並みの走行音」に改善できました。
手軽なので(自己責任にて)試してみては如何でしょうか。[了]
(※修理に出す際も簡単に元に戻せますからね・・・内緒ですが)