ペリカン、新旧ウォレット比較
ペリカンケースにウォレット(財布)があるのをご存知でしょうか。そのウォレットが2021年11月にモデルチェンジし現在は2代目となります。
新型は2022年2月より日本国内での販売がスタートした「G5 Field Wallet」ですが、私は旧型を使っているのでネット上で目にする情報を元に新旧比較をしてみます(すみません、新型の実物なく”比較”記事を書いております。新型を買う機会あれば、その際はちゃんと実物比較します・・・)。
まず、私の使う旧型ウォレットは名称「Sports Wallet」(0955-010-110)。定価$31.88(※アメリカのMSRP=Manufacurer’s Suggested Retail Price=メーカー希望小売価格)、国内正規店でも4,400円(税込 10%)。
私の記憶では2011年頃に発売されていたと思います。旧型の特徴は横開き構造で、同じシェルを持つメモリーカードケース「Memory Card Case」(0915-015-110等、収納できるメモリーカードにより型名異なる)の方が有名かも知れませんね。
一方、新型ウォレットは名称「G5 Field Wallet (Personal Utility RF Field Wallet)」。定価$39.95(※参考:国内正規点での価格は7,040円)。
新型の特徴は大きく3点あります。
まず1点目、旧型と異なり縦開きとなっています。
2点目、ケース素材がアルミニウムになりクレジットカード等の情報を非接触で盗み見るRFIDスキャナー(スキミング)防止となっています。
3点目、背面にラバーバンドが付属しており、紙幣やカード等を挟んでおく事ができるようになりました。
新旧ウォレットの大きさを比較すると、旧型の外寸141mm×83mm×22mm(内寸122mm×57mm×14mm)に対し、新型の外寸127mm×76mm×20mm(内寸104mm×65mm×11mm)と、やや小ぶりになっています。
これを吉と取るか否かは何とも言えず。と、いうのも、上記画像のように私の旧型ウォレットでも外寸・内寸ともにデッドスペースとなっている部分が少なからずあり、こうした点を仮に省かれたとしても実用に影響がないため、一概に数値上のサイズで善し悪しを言えません。
(※重量比較をしたいところですが、新旧とも公式重量が非公表。新型ウォレットの重量については下記のサイト記事によると5.3オンス≒150gのようですね。私の持つ旧型ウォレットの実測重量は103gでした)
次に旧型の横開きから新型の縦開きに変更となった点ですが、これも正直、善し悪しの判断が何とも付きません。

旧型ウォレットを愛用している私ですが、これは以前に比べて電子マネーなどキャッシュレス決済が一般に普及し、財布自体の開け閉めの機会が格段に減った昨今だから不便に感じないのであり、もし小銭やお札を出し入れする用途で用いるなら横開きであれ縦開きであれペリカンのウォレットは「不便で使ってられない」と考えます。
旧型ウォレット愛用者のひとりとして、新型の羨ましい点が2つあります。
1つ目は、背面に付けられたラバーバンドの存在。これは紙幣やレシートなど、ちょっとしたものを挟むのに重宝しそうです。
旧型の私はこの代用として自作バンド(=適当な幅のゴム紐を買ってきて巻いてる)を用いていますが、この場合だとウォレットを開閉する度にバンドを外す(=バンドで挟んでいた紙幣やレシート等も一旦取り外す)必要があり、なかなか億劫です。
一方、新型ウォレットは、このゴムバンドが背面のみに掛かっている為、開閉に影響がない点は大きなメリットと考えます。

羨ましい2点目は、RFIDスキャンをブロックしてくれる点です。
最近もクレジットカード不正利用被害にあった身として、RFIDスキャン(スキミング)によるクレジットカードやキャッシュカード情報の読み盗り問題に対する何らかのリスクヘッジは必須と考えます。
革財布を使っていた頃は、スキミング防止のRFIDブロッカーを用いていましたが、ペリカンの旧型ウォレットを使うようになってからは(内寸スペースに限りがあることから)使っていませんでした。
少なくともICカード乗車券のような改札のICカード読み取りは旧型ウォレットでも読み取りできないことは確認していますが、これはあくまで物理的な距離(改札のICカード読み取り装置と、ペリカンのウォレットに入れたICカードまでの物理的な距離が離れたこと)によるもので、窃盗犯が強力なスキャナーで読み込みを試みた場合には無意味でしょう。
そうした意味から新型ウォレットがアルミケースになってRFIDスキャン防止になっている点は大きなメリットです。
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最後に旧型ウォレットを愛用する身として、旧型とはいえ今だ在庫販売中の「Sports Wallet」の使用感についてご紹介します。
まず何よりも”使う人を(かなり)選ぶ”ウォレットなのは確かです。
例えば私の場合、そもそもキャッシュレスを20年ほど前から貫いてきたので(決済はクレジットカードのみ。昨今はクレジットカードに紐づいた電子マネーも併用)それほど不便は感じないものの、現金をメインとした人は全く使えない(=紙幣や硬貨を入れるスペースが全く無い)と考えてください。私は紙幣を1〜2枚程度を、3つ折りにして何とか入れている感じです。
クレジットカードの類は6〜8枚ほど入れる事ができますが、注意すべきは開閉ラッチ部分がロックしたからといってウォレットは必ずしも密閉されていない場合がある点です。例えば中にカードや紙幣を多く入れてパンパンになった状態でラッチを無理やり閉めても(閉まっても)、ケース全体では僅かに隙間が出来ているので、そこから浸水します。
そのため、防水性を優先する場合、ウォレットの中に入れるのは3〜4枚程度のカードのみとし、確実にケースが密閉される状態にする必要があります。ラッチはテコの原理で軽い力で閉まりますが、ラッチが閉まる事と密閉されることはイコールでは無い点に注意です。
また、革財布と違い、スボンのポッケに馴染む訳ではありません。ポッケに入れているときは常にその形状を意識させられる形になっています(=要はゴツゴツとした感触がポッケから尻に伝わってきます)。
それは慣れるにしても、一番厄介なのは本革財布等と違って表面がツルツルしているので姿勢を変えたときにポッケからスルっと滑り落ちる場合がある点でしょうか。
このように厄介な点も散見されるペリカンのウォレットですが、一般的な財布に飽きた、いわゆる”好事家”な方々には趣き深いアイテムと思います。〔了〕
